高度情報教育基盤ユニット(iEdu)

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  5. 情報基礎I

情報基礎I

授業の概要・目的

今日、文系・理系の分野を問わず最先端の研究や開発を進めていくには、コンピュータを使いこなせることやプログラミングができることだけでは不十分で、大規模な情報をどのようにうまく活用できるかが鍵となっている。本講義では、多くの分野で利用されている情報利活用技術の基本的な考え方とその仕組みについて、座学形式で講述する。(この講義の内容について、コンピュータを用いた実践を希望される方は、前期科目「情報基礎実践A」を 受講されたい。)

具体的な内容としては、情報の獲得とコンピュータ上での情報の表現の仕方、コンピュータで具体的な問題を解くための方法、情報を検索・管理するための技術、データを統計するにとどまらず高度な分析を行うことで有用な知識を抽出する技術、分析結果の可視化などである。

これらの技術の、各研究分野での利用方法についても紹介し、各自の将来において情報を高度に利活用するための基礎を身につけることを目指している。

授業計画と内容

情報の表現 (2回)
コンピュータで扱う情報の獲得(アナログとデジタル、マルチメディア、標本化定理)と、その表現方法(符号化、情報量、エントロピー、ハフマン符号、相互情報量)について学ぶ。

情報の処理:問題の解き方(5回)
コ ンピュータで問題を解くために必要となる、問題のモデル化(グラフ、オートマトン、正規表現、マルコフ過程など)およびアルゴリズム戦略(アル ゴリズムとは、計算量、近似、動的計画など)について学ぶ。また、特に近年各分野で扱うことが多くなってきた文字、音声、画像、映像などのメディア情報の 処理についても学ぶ。

情報の検索と管理(3回)
検索エンジンなどで用いられている情報検索の技術や、大規模な情報を管理するデータベース技術を学ぶ。

情報の分析(3回)
データを分析して、有用な情報や法則を抽出するためのデータマイニング技術(アソシエーションルール、クラスタリング,決定木など)と、そこで利用されている機械学習の技術を学ぶ。

情報のデザイン(1回)
単純なチャートにとどまらない、データの可視化について学ぶ。

履修要件

特になし

成績評価の方法・基準

毎回行う小テストおよび出席点による平常点評価。

教科書

使用しない

参考書等

授業中に紹介する

その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)

オフィスアワーはメールのやり取りで随時行う。
浅野 泰仁: asano[at]i.kyoto-u.ac.jp
山肩 洋子: yamakata[at]dl.kuis.kyoto-u.ac.jp
加藤 誠: kato[at]dl.kuis.kyoto-u.ac.jp

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