高度情報教育基盤ユニット(iEdu)

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  5. 情報と社会I

情報と社会I

授業の概要・目的

人間は「社会」に属しながら生きている。情報社会となった現代の「社会」の中では当然のように
様々な情報技術が利用され,それが社会に多大な影響を及ぼしている。その影響は,私たちの身近
な日常生活だけではなく,経済活動,産業,公共政策,教育など多岐にわたっている。情報社会に
おいて起こっている様々な事象について適切に考えるための俯瞰的な視点と広い視野は,情報化に
よって何が起きてきたかという情報社会論的な観点からの歴史,情報化の進展に応じて制定されて
きた社会制度についての知識が必要となる。
本講義では,情報と社会と技術が相互に影響を及ぼし合ってきたという観点から,情報技術や情報
に関係する社会制度の基礎的な知識を獲得する。その上で,現在起こっている事象と今後起こりう
る事象について自ら考えるとともに,議論を通して理解をより深めることを目的とする。

授業計画と内容

第1回 情報と社会と技術の関係
・社会構造の変革における情報の役割

第2回 情報と社会と技術の関係
・情報とインターネット

第3回 情報と法
・情報社会における権利(表現の自由,知る権利,名誉権,プライバシー権など)
・知的財産権(産業財産権と著作権)

第4回 情報と経済・産業
・イノベーションと技術経営(MOT)

第5回 情報と経済・産業
・ナレッジマネジメントと研究開発

第6回 情報と経済・産業
・マーケティング/広告と商品開発

第7回 情報と経済・産業
・電子決済
・電子商取引
・「フリー」ビジネスモデル

第8回 情報と教育
・情報教育(コンピュータリテラシー,メディアリテラシー,情報リテラシー,情報倫理)

第9回 情報と教育
・教育の情報化(e-Learning,MOOCs,ブレンド型学習)

第10回 情報の記録
・博物館・図書館・文書館の連携,デジタルアーカイブ,デジタルライブラリー

第11回 情報の記録
・電子書籍

第12回 情報のデザイン
・情報の信憑性,説得工学

第13回 情報が変えていく社会
・デジタルデモクラシー
・デジタルコミュニティ
・ソーシャルメディア

第14回 情報が変えていく社会
・クラウドソーシング
・クラウドコンピューティング
・集合知
・監視社会

第15回 期末試験

第16回 フィードバック

履修要件

・情報学科計算機科学コースの学生は本科目は履修できない。前期開講の「情報と社会I」(田中,石田,美濃,吉川)が必須となっているので,そちらを履修すること。

・前期開講の「情報と社会I」(田中,石田,美濃,吉川)で単位を取得した場合には,単位認定はできない。

成績評価の方法・基準

授業におけるショートレポートの提出と討論への積極的な参加(30点),レポート課題提出(20点) ,試験(50点)により評価する。
レポート課題については,課題の達成度,独自の工夫,提出後の討論への参加を考慮して評価する。 4回以上授業を欠席した場合には,単位を認めない。

教科書

講義において資料を配布する。特定の教科書は使用しない。

参考書等

参考文献は,随時,授業内で紹介する。

その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)

オフィスアワーは特に定めないが,講義時間外に直接質問等を行いたい学生は,担当教員まで希望日時を学生番号,氏名を明記しメールすることとする。

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