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  4. 情報と教育

情報と教育Information and Education

授業の概要・目的

本講義では,情報技術と教育との接点について解説する.講義は3部に分かれている.第1部では「e-Learning」をテーマとし情報技術により変化してきた学習環境について述べる.グループワークとして,インストラクショナルデザインに基づく教材設計を行う.第2部では「e-exhibition」をテーマとし,情報技術が博物館に及ぼした影響と新しい展示技術について述べる.さらに,複合現実感を用いたデジタルコンテンツ教材の作成を演習として行う.第3部では,「子どもと教育」をテーマに,情報技術を用いた実践型の教育について述べる.

授業計画と内容
■「e-Learning」(6回)

情報技術の進展に伴い世界中の教育機関で実施されている「e-Learning」について講述する.

(1) 教育コンテンツ
情報を活用した教育コンテンツの動向を述べ,近年注目されている「知の共有化」の仕組みについて解説する.

(2) 情報を活用した教育
情報を活用した学習形態の分類,e-Learningの概要説明と国内外の動向を示す.また,海外事情も含め,各国のICT技術を用いた教育施策についても解説する.

(3) 情報を活用した教育システム
Learning Management Systemの活用やe-ポートフォリオを導入した事例を説明し,そのデータ分析方法と分析結果のキャリアパス支援への応用について解説する.

(4) e-Learningと教授法
教授・学習論,カリキュラム設計についてe-Learningをキーワードとして解説を行う.

(5) 【グループワーク1】教材設計
教材設計論を説明し,グループディスカッションを通して実際に教材企画書を作成する.

(6) 【グループワーク2】教材設計
グループディスカッションを通して,教材企画書を作成し,プレゼンを行う.

■「e-exhibition」(6回)

デジタルアーカイブを初めとする情報技術を利用した展示「e-exhibition」について講述する.

(1) メディアコンテンツ
博物館などのデジタルアーカイブや3Dスキャンを用いた世界遺産の保存の取り組みについて解説を行う.

(2) デジタルアーカイブ
デジタルアーカイブの概要と,国内外の動向を説明し,アーカイブ化が直面する問題等について解説を行う.

(3) 仮想現実感を用いた学習・展示環境
没入型仮想現実感システムについて解説すると共に,文化遺産の復元および学習環境について述べる.

(4) 複合現実感を用いた学習・展示環境
博物館の展示に適した新しい学習環境の取り組みを示すと共に、教科書や教材で利用することの効果について解説を行う.

(5) 【実習1】デジタルコンテンツ教材の作成

(6) 【実習2】デジタルコンテンツ教材の作成
実際に,HTMLとJavaScriptを用いたWeb教材作成手法を学ぶ.

■「子どもと教育」(3回)

情報技術により,子どもたちへの教育も変化してきている.インターネット技術を用いることにより,高度な技術を学ぶだけではなく、多文化経験がより身近となっている.そこで,こどもの教育についての講述を行う.

(1) デジタル技術と遊びコンテンツ
携帯電話やコンピュータが一般的となった今,デジタル機器に子どもたちを張り付けさせるのではなく,五感を使いながら遊びのなかでデジタル技術と子どもを繋ぐプログラムについて解説する.

(2) 【実践例】世界中の子どもたちをつなぐ
京都大学のメディアセンターを活動の一拠点としているNPOパンゲアの活動を取り上げる.情報技術を用いることで、どのように言葉の壁のある子どもたちを繋ごうとしているのか.その技術と共に,遊びのコンテンツについて述べる.

(3) 今後の教育と情報メディア
情報科の授業の導入による教育現場の現状と課題について触れ,情報技術が教育に及ぼす影響について解説する.

履修要件
コンピュータルームで行うため,受講者制限を予定.
予備知識
成績評価の方法・基準
e-learningの仕組みと現状,メディアコンテンツの現状,および教育環境での情報技術を理解するとともに,インタラクショナルデザインに基づく,教材設計の知識を習得することを達成目標とする.  成績評価は,グループワークによる教材企画書(25%)および実習のデジタルコンテンツ教材(25%)とレポート課題(50%)により行う.
教科書
使用しない
参考書等
随時,紹介する.
URL
その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)
各部のレポート課題以外に,毎回の授業においてショートレポートを課す.
オフィス・アワーは特に定めないが,講義時間外に直接話をしたい学生は,
rieko[at]i.kyoto-u.ac.jp
まで希望日時を学生番号,氏名を明記しメールすることとする.

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